集落の概要
集落の南部には大島本島でも指折りの面積を誇る水田があり、稲作やタイモ、マコモの栽培がおこなわれています。
昔から集落も大きく、唄遊びも盛んに行われ、「コナハジマ(小さい那覇の意味)」と呼ばれたことも。また、大島紬の代表的な柄「秋名バラ」は、ここが発祥の地です。
名誉町民
明治40(1965)年頃までは有良、芦花部、秋名、幾里、嘉渡、円、龍郷(安木屋場を含む)、久場の8村の役場があり、当時戸長だった伊藤隆明氏が初代竜郷村長に就任しました。また、本町名誉町民で在漢口総領事、大使館参事官、参議院議員、衆議院 議員などを歴任した 伊藤隆治氏の出身地でもあります。
他の集落(シマジマ)では、秋名・幾里を総称して「秋名」と呼ぶ場合も。「幾里集落」は行政区による区分では集落として独立した形になっているが、伝統行事、地域行事などは共同で行われるなど、秋名・幾里は共に歩んできました。
集落の見どころ
厳島神社
昔はオミヤといい、サトムラに流れ込むヒゴ(川の名前)の上流にあったが、いつの頃にかブウン崎に移転された。ブウン崎にあったころはテラと称し、隣接の芦花部ではブウンのテラと呼んでいた。嘉渡や芦花部などの隣接の集落からも参詣者がおり、特に戦時中は夫や息子の武運長久を祈る人々が多かったようだ。現在地へは昭和35年旧1月に移転。